連載
みんなでひろげよう! とも育て®の“わ”!!

~イベントレポート~
「ママのやってみたい!」を応援する先輩ママ講師の挑戦
スポームエレミック7周年記念イベント秋フェス in 中延商店街

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2024年11月5日、品川区の中延商店街で、親子運動プログラムを提供するスポームエレミック(以下、すぽむっく)が7周年記念イベントを開催しました。

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すぽむっくは「運動が好きな子どもを育てる」をテーマに、障害の有無に関わらず、ウクレレの音色と運動で親子時間を楽しむ親子運動クラブを運営している団体です。

参考

連載「みんなでひろげよう! とも育て®の“わ”!!」
▶保健体育の先生が作り出す「笑える」ボーダレス遊び空間

※7周年を節目に、「すぽみっく♪」から「スポームエレミック」に改名しました

代表コーチのすずきえみさん(以下、代表えみさん)を筆頭に、子育て中のすぽむっくメンバーたちが企画。すぽむっくを応援する企業の協力も得て、当日は、たくさんの関係者も集まったにぎやかなイベントとなりました。

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協賛のGERRYⓇ(株式会社ラッフルズ)のアイテムがもらえるプレゼント交換のプール。
包装されたプレゼントがプールにたくさん。中身のヒントが書かれたメッセージカードも貼ってあります。
何が入っているか分からないので子どもも大人も楽しくわくわく選んでいました。

先輩ママ講師たちが「ママのやってみたい!」をサポート
ママたちが楽しむことで子育ても円滑に

プログラムは、ウクレレの音色に合わせて踊る、すぽむっく運動プログラムの他、ママ講師たちによるワークショップもありました。このワークショップにも「子育て中のママを応援したい」とすぽむっくの思いが込められていました。

ワークショップを紹介します。

品川区と大田区を中心に活躍している花育士の宮崎優さん(以下、優さん)による「パンパスグラスほうきで踊っちゃおう♪」。

作った後にすぽむっくのプログラムで使えるようなモノづくりとして企画。大人も子どもも「でかいススキ」に大興奮。また、優さんの生徒さんもイベントに来てくれました。
参考▶優さん公式HP

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今回のワークショップが初開催となる薬剤師ママ・ひかるさんによる「お薬とアート」で、お薬袋づくり。ワークショップで何をするかなど、企画段階から周りに相談、アドバイスをもらい実行。ラムネやカプセル、はかりを使う作業など、薬剤師ならではの発想でした。

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florist KANAさんによる廃材とお花を使ったSDGsハーバリウム制作。普段、フラワーアーティストとして活躍するflorist KANAさんですが、SDGsをテーマにしたハーバリウムのワークショップは初めての試みでした。みんなが知っているあの瓶がアップサイクルされてきれいな置物に変身。
参考▶KANAさん公式SNS

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子ども向けイベントに主催側で参加したい、ワークショップをやってみたいと思っていても、ついためらってしてしまうママも多いのではないでしょうか? すぽむっくは7周年記念イベントの中でママたちが挑戦できるように枠を作り、実施のハードルを下げて、ママのやってみたいをサポートしました。
「ママパパが楽しむ姿や一生懸命さを見せることは子どもの笑顔につながる」と代表えみさんは語ります。

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イベントのチラシもすぽむっくメンバーの手描きです

ママさんが講師にチャレンジできる場所も、子育て中あるある不安要素も取りのぞく環境づくりは、
まさに「とも育て」

薬剤師ママ・ひかるさんは、3か月の子どもを連れてイベントに参加。ワークショップ中は、すぽむっくメンバーが抱っこしてお世話をして抜群の連携でした。

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今回の体験をブラッシュアップしてこれからも子ども向けの活動をしていきたいと話すひかるさん(左)

子どもがいるママさんが講師活動を始める場合、子どもの世話スケジュールや突然の当日キャンセルなども懸念ポイントですが、すぽむっくがサポートするワークショップは、
「チャレンジすることが大事。世話はベテランママパパが対応できるし、突然の体調不良で当日キャンセルになっても大丈夫。ほかの先輩ママ講師さんに任せて! 障害の有無に関わらず、親も子どももチャレンジできる環境を作っていきたいです」と気持ちの面でのサポートもばっちりです。

まさに「とも育て」でした。

今後も、すぽむっくのイベントでは、自分たちの運動プログラムの発表だけではなく、子育て中の方がチャレンジできるワークショップなどもやっていきたいと語る代表えみさん。その理由を伺うと、
「すぽむっくはどちらかというと動いて・歌って・笑って・汗かいて…アクティブ型のイベントです。
みんなに参加してほしいけれど、気分的に、アートがやりたかったり、落ち着いたイベントに参加したいお子さんや親御さんもいると思うんですよ。あとは、踊り疲れて座りたい親子さんなど…笑
そんなときに、ワークショップで何か作れたらいいですよね。動きたくなったら、すぽむっくで動く」と。

他の団体や企業とのコラボレーションも積極的にやっていきたいと意気込みを語っていただきました。
「野望は、大きな会場の真ん中でウクレレに合わせた運動のすぽむっく、その周りでいろんなワークショップをやっている。子どもたちがワークショップで作ったモノを持って踊ったり歌ったりできる。動ける・モノづくりできる…そんな“大運動会”イベントができれば普段関わりがないママさん講師たちの交流の場にもなるし、いつか実現したいです」
代表えみさんが描く“大運動会”は、講師として活動するママたち、参加する親子、賛同する企業が集う場。このような出会いの場が「とも育て」の第一歩ではないでしょうか。

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取材・文:大井 美深(おおい みゆき)
大学院で機能性食品素材の研究を経て、医療・ヘルスケア分野で情報サイトの企画・運用、広報業務を担当する。記念日を利用した公募企画、乳がん・子宮頸がんなどの患者支援団体との協力実績多数。エンターテインメントとヘルスケア情報配信のコラボレーションなどを得意とし、ヘルスリテラシーの向上に貢献する活動を幅広く行う。

※「マルトリ予防®」「とも育て®」は福井大学の登録商標です。

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