国立成育医療研究センター研究所らの研究チームは、小学校5年生と中学校2年生の子どものいる家庭を対象として、養育者の健康的な食に関するリテラシー(知識や能力)が子どもの食にどのような影響を与えるのかを研究した。
概要は以下の通り。
・13%(198世帯)の子どもが朝食を週1回以上抜いており、こうした子どもの朝食の摂取頻度には、健康な食に関する養育者のリテラシーのうち、知識や態度が影響している。
・養育者の食に関するリテラシーが低い家庭ほど、コロナ禍になってから食事の準備に充てられる時間が減った、食事の準備をする心の余裕がなくなった、食品や食事を選択する経済的余裕が低下した、と回答する割合が多く、食事の準備に対する負担感が高い傾向にある。
・子どもは、平常時には栄養バランスが取れた学校給食を摂ることができる。しかし、コロナ禍の学校閉鎖期間中は給食がなく、子どもたちがバランスの取れた食事を摂る頻度が低下しやすく、その影響は健康な食に関する養育者のリテラシーが低い家庭ほど顕著。
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養育者の健康な食に関するリテラシーが、子どもの食に影響 養育者の知識や態度が低いほど、子どもは朝食を抜きやすい傾向に 国立成育医療研究センター
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